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公文 松山横河原教室
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とても仲の良い、若い共働きの御夫婦が可愛い3歳の男の子k君を連れて教室にやってこられました。まだよちよちの1歳過ぎの女の子を柔らかな笑顔のお母様が抱き、3歳の男の子を筋肉質の体も心も頑強そうなお父様が抱き抱え、今まさに家族を作っている途上の若さと勢いに圧倒されそうな気がしたのを、覚えています。明るくにこやかに教室に入ってはこられたのですが、御夫婦は少し緊張した声で話し始めました。「うちの子、保育園の他の子よりも、遅いんです。おしゃべりもしないし。耳が聞こえてないとは思えないんですが、3歳なのにやりとりができない。声らしきものは発しているのですが、言葉になってない。同じ月齢で、字が読める子がいて、驚いたんです。これは大変だ、なんとかしなきゃ、とりあえず、公文に行こう、と、話し合ってきました!」とりあえず、公文に行こうと、思ってもらえたことに、喜びながら、責任の重さも感じました。

唇をあまり開けずに、小さな声でもごもごと言っているだけの、オトナシイ3歳の男の子は、こうして教室に通ってくれることになりました。「こどもの反応はなくとも、たくさんの言葉をよみあげてください。ことばの働きかけをたくさんしてやって、多くの言葉が頭の中にストックされていくと、満杯のコップの水が溢れるように発声されますよ。根気よく働きかけてくださいね。お子さんがプリント学習に興味を示さなくても、お母さんが楽しく学習している姿を見せてあげてくださいね。」ご両親にそんな話をして、教室の中では、指導者である私が、プリントの前で学習し、自宅ではご両親が代わる代わる学習する日々が続きました。本人は気が向くと教室の中をウロウロし始めます。なかなか文字も覚えず、座っての学習もままならない状態が続く中、なんとかしなければ、と焦った時期もありました。そんな時、「先生、随分、発音がはっきりしてきました!」「一緒にくもんしようよ、と言いながら、プリントを持ってきてくれました。」「文字を読めてはいないと思うんですけど、本をじっと見てるんです。集中している姿に感動しました。」「数字をずーと書き続けるようになりました。」ご両親は、機会があるごとにいつもkくんのよくなったところを私に報告してくださいました。指導者である私のほうが、これらの言葉にどれほど救われ、励まされたことか。

ある日突然kくんはお喋りになりました。言葉が頭の中から溢れ出したのです。高いソプラノでずーと喋っていて、これまたプリント学習が進まない。スタッフの先生を渡り歩き、喋っているのです。私が叱ると、一旦は渋々席に戻るのですが、時をおかず、再び歩き出し、誰彼構わず、はなしかけるのです。今日はえらくオトナシイ、おかしい、っと思ったら、じーっとしていて眠気に襲われ、船を漕いでる…なんていう日もありました。kくんのおしゃべりをいかに阻止して、プリントをさせ、終わらせるか、スタッフ一同、教室の大きなテーマであったのが4歳頃でした。

そのkくんは5歳になるとびっくりするような変貌を遂げたのです。プリントから目を離さず学習ができるようになったのです。国語の

文を読み、文字を書く作業を淡々とこなし、算数の計算をサラサラこなし、「先生、終わりました。」と、やり終えたプリントを挟み込み成績表を私に渡してくるのです。間違えて✖のついた箇所を「あー、なんで、間違えたんだ?ばかだな、俺。」なんて、カッコつけながら訂正している姿を見ていると、ウルウルきます。先日80問の計算問題のテストを8分で満点に仕上げました。この賞状を、kくんに手渡しました。kくんを褒め続けてくれ、私を励まし続けてくださったご両親に感謝しながら。

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